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なぜ教育にお金をかけると収入が増えるのか?

(写真=PIXTA)

年収1,000万円以上の学歴

年収1,000万円以上の人の学歴をご存じですか?高い年収であれば、高学歴なのは間違いない、そう思っている人が多いと思いますが、少し違います。いくら高学歴でもイコール高収入とは限りません。

2013年の賃金構造基本統計調査(全国)結果によると、大学・大学院卒が平均年収395.4千円(前年比0.8%減)、高専・短大卒が298.8千円(同1.6%減)、高校卒が283.2千円(同0.9%減)となっており、確かに平均的には高学歴のほうが高収入につながりやすいのは確かです。

しかし東大、京大卒でも就職につけずにいる人もいます。勉強ばかりしていて、どうしても人とのコミュニケーションが苦手な人もいます。逆に勉強はあまりできないが、仕事はできる人はいくらでもいますので、一概には言えないといえるでしょう。

しかし統計からわかるように、大卒の人のほうが高卒の人よりも平均年収は高くなるので、年収1,000万円以上の人は必然的に高学歴の人が多いといえます。 年収をあげるために、何が大事か?それは教育になります。

教育にお金を掛けた場合とそうでない場合の生涯年収の単純比較

教育にお金を掛けた場合、生涯年収はどうなるのでしょうか。ここでは、大学卒業と高校卒業の生涯年収を見ていきます。

2010年の大学卒業の生涯年収は2億5,410万円、一方高校卒業は1億9,520万円となっており、その差額は、5,890万円にものぼります。

ここまで差がでてくるならば、大学卒業のため、およそ500万円かけて大学卒業しても十分回収できます。もちろん大学によりけりかもしれませんが、やはり中小企業から大手の企業まで大学卒業をしていないと採用しない会社が多々ある現状があるかぎり、大学だけでも卒業しておいたほうがいいという結果となります。

およそ5,000万円の差額は50年働いたと考えた場合、平均的に1年間で100万円の差があるということになります。このように考えた場合、今は苦しくても将来的に回収できると考えるもの一つの手かもしれません。

なぜ教育にお金をかけると収入の増加につながるのか?

教育にお金をかけると収入は増加する、しかしなぜかをあまり深く考えたことがないかもしれません。そこでちょっと面白い話をしてみようと思います。教育にお金をかけるということはつまりは義務教育の中学以上、つまり高校卒業もしくは大学卒業まで子供をいかせるということになります。

ここで子供はどう考えるでしょうか。親にそれだけ期待されているということを感じるかもしれません。

しかしその一方でもっと違うことをしたいと思っている子供もいるでしょう。ただ、多くの日本人は、なんとなく高校を卒業し、なんとなく周りが大学にいっているから自分もいく、そのように進路を決めている人も多いと思います。

ただ企業は違います。企業はまず高校を卒業していないということはそれだけ学問から逃げている、もしくは家庭環境がよろしくないということを考えるかもしれません。大学に進学しなかったのなら、それは金銭的な問題か、もしくは学力が足らないのか、いろいろ考えてしまいます。同じように高卒者と大卒者を比べた場合、大卒者のほうが将来をしっかりと考えていると思い込む傾向にあります。

一番の大きな違いは、大学は就職に力を入れているということです。高校3年間よりも大学4年間のほうが将来について考える時間はずっとあります。そしてそのサポートも大学のほうがしっかりしています。そこで4年間かけてしっかりと就職活動をすることにより自分のしたい仕事につき、収入もよくなっていく傾向にあるのではないでしょうか。

海外の教育と日本の教育の違い、意外と知らない日本の事実

海外の教育と日本の教育はいろいろと違います。そもそも日本は教育にお金が非常にかかる国です。塾もそうですが、そもそもランドセルや制服など海外ではかからないお金が日本ではかかってきます。

また大きな違いとしては日本では集団生活を主に重要視しますが、特にアメリカなどでは個人の育成を重要にします。日本において会社に入社してから集団生活ができないものは淘汰される傾向にあります。そのような社会傾向にある文化なので、小学生から集団教育をさせるのは必然といえるでしょう。しかし、集団ばかりに気を取られるようになってしまっては、個性が失われ、自分の収入をあげるための努力を怠る大人になりがちです。周りと一緒でいいというふうになってしまっては、生活は苦しくなるばかりです。

なぜかというと、平均年収が300万時代とも言われている時代で、平均に合わせていると苦しい生活が平均となってしまいますので、それを乗り越えるためにも努力を怠らない人間に育てるべきでしょう。

また、アメリカでは各自にロッカーが与えられます。これは自分の財産、倉庫という認識につながりおのずと自立にもつながっていきます。しかし日本は狭い土地柄そのようなことができません。ですから狭い空間の中で密集して生きていくための知恵を学校で教わるのです(ロッカーはあくまで一例です)。

しかしそれだけではダメな時代です。自分の道は自分で切り開く、そのように考えてもらうためにも、塾に行かせる、習い事をさせるなど、ある程度教育にお金はかけるべきでしょう。

収入を増加させるために今から準備すべきこと

収入を増加させるためにまずすべきことは自分の子供と向き合うことです。これは簡単なようで難しく、しっかり子供の話をきいてあげることです。

子供が親のいうことを聞くには親がまず子供のことを理解していないといけません。いくら塾に通わせ、いい大学にいかせ収入の増加を図ろうとしても、子供のことをしっかりと分かっていないと効果は出ません。

スタートラインにおいて大学を卒業しておいたほうが生涯年収は高い傾向になるという話でしたが、一番大切なことは勉強を続ける習慣を身に着けることです。就職してからも出世する人は間違いなく勉強を続けています。そのような大人になるために、勉強を好きになることが一番大事なのではないでしょうか。